まちづくりとは
ひとことでまちづくりといわれても、たくさんのことが含まれていてなにをしているのかなと感じる方は多いかと思います。
まちづくり教書(佐藤滋、饗庭伸+内田奈芳美編、鹿島出版会)の冒頭には次のように記されています。
「まちづくり」という言葉が普通に使われるようになってから半世紀がたつ。1960年代の市場経済至上主義を超えて、共同体の論理によって各地で生まれてきた日常の生活環境を向上させる運動が束ねられたのがこの「まちづくり」である。
ですから、いろいろな地域の活動がごちゃまぜいっしょくたにされて「まちづくり」とひとくくりにされていて、ある意味乱暴なネーミングとも言えます。
さて、まちづくりが大項目とすれば例えば中項目は
「防災まちづくり」
「福祉のまちづくり」
「道路・交通のまちづくり」
「景観まちづくり」
「緑と水のまちづくり」
「こどものまちづくり」
「住宅まちづくり」
「低炭素まちづくり」
・・・
といった感じでよく教科書には表現されています。そして更に小項目がそれぞれの項目にたくさんあるといった具合です。
現実には、項目ごとの活動だけで各活動の目的や課題の解決を図れることもあれば、いくつかの活動と連携しないと達成できないこともありますので、横につなげる「つなぎ役」も登場したりします。
このような内容の各項目については徐々に記事化していきたいと思いますが、ここではとりあえず概要までとしておきます。
活動していること
前述したようにまちづくりには色々な分野項目がありますが、自分の主に活動していることは何?と考えてみると「居心地の良さ」を求めて「つなぎ役」の活動が割と多いかなという印象です。
「居心地良い」というのは、自然環境的には空気がきれいで緑があり快適と感じるといったことや、安全で安心して暮らせるといったことなど色々な切り口があります。
これらのうち、とりわけ注目しているのは「からだの感覚的な居心地の良さ」を軸にした分野であり、この「居心地の良さ」を実現するためのさまざまな活動に参加したり自分で事業化を図ったりしています。
また、その「居心地の良さ」を維持していくためのしくみづくりも一緒に取組みをしています。
景観まちづくり
「居心地の良さ」を考える時に、ひとがいろいろな情報を得て感じるからだの機能としての「五官」と感覚としてとらえる「五感」を意識しています。五官には「視覚」「聴覚」「触覚」「嗅覚」「味覚」がありますが、5つの情報源のうち視覚情報が8割をしめるといわれています(次が聴覚といわれています)。ですので、目で見て感じるという部分にまずは注目をすると「景色」や「景観」を整えていくことが大切だと考えて活動をしています。
住民自治組織・商店街活性化組織立ち上げ支援コーディネート
「居心地良い」場所ができてきたとしても維持していくしくみがなければいずれその場所や地域は荒れてきてしまいます。そこで、住むところであれば住民自治組織、商業系(主に商店街)であれば活性化組織といった形で維持していくしくみのノウハウやスキームを作るお手伝いをしています。どんなビジョンを共有するのか、そのビジョンにあうテーマやルールはなにか、その地域の状況に適したしくみはどのようなものかなどはそれぞれ違ってきますので、ひとつひとつ手作りで構築していくことになります。
景観協定や緑地協定などの作成支援
ビジョンにあうテーマやルールを効果的に運用する手段として、公的に認知してもらう方法は有効な手段になります。これまではこれらのビジョンを行政が策定してそれを目指していきましょうというスタンスが近代社会のスタンダードでした。ですが、とりわけこの10年ぐらいにおいて大きく社会が体質変化してきています。これからはその地域からの欲求(=ビジョン)を公的に認知してもらったりしながら、その地域のブランド化を図っていくことでより快適で「居心地良い」居場所を作っていくという一歩質の高い環境を目指す時代といえます。
法制度を活用して景観協定や緑地協定等を立案策定していくには、建築・都市計画等の専門知識とスキルが必要になりますので行政との連携も含めた支援をしています。
活動に参画している団体
公的な認知をしてもらう上で、ときに地域活動をしている団体との連携が必要になることも多くあります。そこで、様々な分野の団体とのコネクションをもつことでプロジェクトに関係する関係者とのステークホルダーを確立し、円滑な活動運営となるようなマネージメントをしています。
感共建築ラボ
「居心地の良さ」を求めてひとの周辺から室内、建物、外部にまで快適さを追及する建築家集団です。
2018年5月一般社団法人化しました。
http://kankyo-labo.jp/
日本型HOA推進協議会
住宅地の環境を維持していくしくみを支援するため人材育成プログラム等の活動をしています。
http://j-hoa.net/
景観・まちづくり専門委員会
(一般社団法人 神奈川県建築士事務所協会)
建築士法に定められている法定団体です。各地域で活動をしている建築士事務所のみなさまと景観を切り口としてまちづくり活動をしています。
景観を維持保全する活動の方法として、景観法に定められている「景観整備機構」の活用を目指し、各行政からの指定とそのしくみを活かすための取り組みをしています。
http://www.j-kana.or.jp/kmachi/
相模原支部
(一般社団法人 神奈川県建築士事務所協会)
建築士法に定められている法定団体です。所属支部の相模原市の地域で活動をしている建築士事務所のみなさまと地域社会貢献活動を中心に活動しています。昨年度は相模原市との協働事業で「魅力ある商店街を育てる景観まちづくり事業」と「空き家を活かしたしくみと暮らしやすいまちづくり事業」を実施しました。
http://sagamihara-kana.jp/
行政や大学等の活動参加や協働活動など
伊勢原市の商業のまちづくり協議会まちなみ整備部会でコーディネーターとして参画させていただいたり、横浜市立大学の地域貢献活動「庭プロ」のお手伝いをさせて頂いたりとさまざまな活動に取り組んでいます。(whitetecoさんによる当日の様子をまとめた動画がYou Tubeにアップされています。)
また、学術系の調査研究活動などへも参画・協力しています。
建築環境部会
(一般社団法人 神奈川県建築士会)
感境建築という切り口でさまざまな活動をしています。
https://blog.goo.ne.jp/kankyo-bukai
これまでの活動のブログ記事等
順次過去記事リンクを貼っています。(まだ、全部貼れてません(汗))
2016年11月23日サイト内ブログ記事
横須賀市の『まちづくり』活動勉強会
2016年11月10日サイト内ブログ記事
不動産・地域活性化シンポジウム2016のお知らせ
2016年11月5日サイト内ブログ記事
相模原を巡りました
2016年8月24日サイト内ブログ記事
『川崎のまちあるき』☆昼から夜の工場萌え!★
2016年7月11日サイト内ブログ記事
第6回すまい・まちづくりシンポジウム2016
2016年7月8日サイト内ブログ記事
40周年記念事業仮設住宅コンペティション開催
2016年1月16日サイト内ブログ記事
横浜市立大学ゼミ生の皆さんとまちあるき
2015年12月12日サイト内ブログ記事
伊勢原市まちづくり審議会委員就任
2015年5月10日サイト内ブログ記事
記事掲載されました「市公共施設に提案」岡本ホテル跡地について
2015年5月1日サイト内ブログ記事
熱海ビッグエッグのコンセプト
2015年4月24日サイト内ブログ記事
熱海ビッグエッグ
2015年4月22日サイト内ブログ記事
緑地協定確認印受領
まちづくりのコンテンツをコツコツ準備中!
Komachi street Residential section(coming soon)
Midorigaoka Residential section(coming soon)
※本ページは執筆中です(2018年6月12日改訂中)
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