”商店街”と聞くと、どんなイメージが出てくるのでしょうか?

「いろいろな店があっておもしろい」「昔ながらのお店がよい雰囲気を出してる」という良いイメージは勿論あって、しかし「シャッター街で暗い」「活気がない」「若者が少ない」など、暗いイメージの方が商店街の現状を捉えているのではないでしょうか?

私の住む地元の中心部にある商店街は、やはり中心部ということもあり若い人から高齢の方までいて繁盛していますが、シャッターを下ろしている店舗も疎らにあり、チェーン店だけが煌々と看板を照らして営業しています。高齢の方がいるのは昼間からベンチでお酒を飲んでいるからです。それを見て育ってきたので、お酒は日が昇ってきたら飲むものなんだとずっと信じて生きてきました。そんな酒飲みの土地に生まれたのですが、お酒が飲めない家系に生まれたのでそれ故に私もそうなりました。

余談は置いといて、私は商店街が好きで、というか買い物ができる土地や場所が好きでよく散歩したりするのですが、面白い商店街を見つけたのでぜひご覧ください。

高松丸亀町商店街がおもしろい!進化し続けるスポット| Find Travel(ファインドトラベル)
http://find-travel.jp/article/7507  @find_travelさんから

うどんの国、香川県にある丸亀商店街についての記事です。丸亀商店街は先に述べた「若者がいないし人も来ない」ような商店街だったのですが、商店街の方々がそれを危惧して大規模改修・ブランドなど新テナントを募集して見事に集客率のある商店街へと復活させた、私が思う一番素敵な商店街です。

リスタートが成功した一番の要因は言わずもがな「商業者自身の問題意識」と「やる気」だと思いますが、他商店街への数々の視察、商業施設の選び方、魅力的な都市空間、大規模の敷地面積、地元密着型のイベントなども成功の要因になっています。

商店街のあるべき姿は、人が絶えない、明るく、活気あふれ、アーケードは買い物客で賑わっているのが理想的なものだと思います。今、数多ある商店街が廃れていたり、もう商店街として機能していない地域もあるでしょう。復活させるにはやはり商店街に関わる人々の意識の変革が鍵を握っているでしょう。昔ながらの商店街から、生き残るための商店街づくりはまだまだ難しいものですが、暗い商店街なんて誰も望んでいないはずです。

投稿:インターン田中怜(横浜市立大学大学院)

アイキャッチ画像引用:http://www.townnews.co.jp/0302/i/2015/01/08/266502.html