といってもぼくではありません^^
大学のとき戸建住宅地の環境について研究がしたかったのですが、その道の専門の研究室がありませんでした。いろいろ話しのあった末、都市計画の地域施設の研究室にひろってもらいました。その研究室の先生は八木澤壮一教授という火葬場の研究の第一人者です。
おかげで火葬場を裏方側から見るなどという珍しい経験もしたりしました^^;
で、その八木澤先生が住宅地の研究をするためにひとりの非常勤講師をつれてきてくださいました。齋藤広子先生です。
(ちなみに八木澤先生は住宅の課題の時はボクともうひとりのチームを組んでいた友人の為に林雅子先生を担当講師にしてくださいました。)
さて、住宅地の研究はというと八木澤先生齋藤先生とともにあちこちの住宅地を回り、調査やアンケートをしました。
最終的に「戸建住宅地の住環境向上に関する研究」の論文をまとめ、卒業研究論文とするとともに日本建築学会にも発表しました。たぶん、これがこの分野でのはじめての学術研究になります。
ぼくと、いっしょに活動していた友人は大学院へはいかず(いけず?^^;)就職しましたが、研究は齋藤先生を中心に継続されていました。
その動向はずーっとみてきていましたが、関与する余裕はありませんでした。しかし、内容はマンション管理の研究とも融合しながら着実に進歩してい き、高度なレベルにまで到達していました。それは今年施行された長期優良住宅促進法の立法にも関与している部分があるくらい世の中に影響力を持ち始めてい ました。
で、なんと齋藤先生が出された「戸建て住宅地の住環境マネジメントに関する研究」が学会賞を受賞されました。
自分たちの研究成果がこのような形で実を結び、自分のことのようにうれしいです。
それにしてもこの研究のスタートはさかのぼること15年前です。齋藤先生の気力と根性に脱帽です。みならわなければ!