筆者は神奈川県建築士事務所協会では景観・まちづくり専門委員会で委員長を努めさせて頂いています。このしばらくはまちあるきの企画が多かったのですが、景観整備機構の指定に向けた動きも各所で進んできているので専門家の人材確保していくため、久しぶりに勉強会を企画しました。
 
横須賀市の『まちづくり』活動勉強会
 
今回は(一社)神奈川県建築士事務所協会横須賀支部にご協力頂き、全国でもたぐいまれな歴史の重なりをもつ横須賀市のまちづくりについて、郷土史家、横須賀市近代歴史遺産活用事業推進協議会会長である山本詔一氏よりお話しを頂きます。

内容はかなり濃密なものになりそうな気配があり楽しみです。
いつもより広めの会場確保となったため、まだお席はございますのでぜひご参加ください。

 【開催日時】平成28年11月25日(金) 開催15:30~17:30 ※終了後は懇親会も予定しております。
詳しくは下記リンク先をご覧ください。
 

委員長を務めております神奈川県建築士事務所協会/景観・まちづくり専門委員会にてまちあるきを企画しました。今回は工場の景観をテーマに企画をしています。ぜひご参加ください!

以下おしらせです。
9月2日(金)に真鶴に続く今年第二弾のまちあるきを実施します。

今回はバスツアーによる催行のため定員となり次第締切となります。来週となりますが、まだ少々空きがございますのでおはやめにお申し込みください。

『川崎のまちあるき』☆昼から夜の工場萌え!★
~東海道川崎宿・JFE工場・LiSE:徒歩とバスでの施設・工場見学~
【開催日時】 平成28年9月2日(金) 
      集合:11:45 開催:12:00~19:00
      (昼食を済ませてご参加を!) 
【集合場所】 京急川崎駅改札口付近 
【見学箇所】 川崎宿資料館・JFE スチール・LiSE ほか
【参 加 費】 5,000 円/人(バス代、お茶代、保険代含む) 
【定 員】 20 名 ☆雨天決行
  ☆JFE 工場見学時の服装制限が有ります。要長袖、長ズボン。
   靴はヒールとサンダル禁止です。
  ☆まちあるき終了後、懇親会(3,000 円/人 程度)を予定しております。是非ご参加ください。
※今回の企画にあたっては川崎支部様にご協力を頂いております。

http://www.j-kana.or.jp/20160902kawasaki-matiaruki.pdf
20160902kawasaki-matiaruki

建築のお仕事をする際には関連する団体がありますが、そのうちのひとつに建築士事務所協会があります。この団体は建築士法に定められている法定団体になります。
こちらの神奈川会に所属しておもに景観・まちづくり専門委員会(一応委員長を務めています)で活動をしているのですが、ちょうどこの委員会の発足時に入会をしました。その年は2010年であり、翌年に東日本大震災が発生しました。

震災を契機に神奈川県より「神奈川県新たな応急仮設住宅調査検討業務委託」を受けて、当時はたった5人でスタートしたこの委員会でずいぶんと苦労をしながら調査報告をまとめた記憶が蘇ります。この時には実際に現地へ赴き、大雪の中三日三晩各地をまわっていろいろな人と出会い、自然の猛威に衝撃を受けるとともに自分の中で何ができるのかを真剣に考え抜いた経験がいまの自分の行動によく現れていると改めて感じます。

この調査はその後毎年継続していますが、一昨年からは神奈川県内各自治体約33カ所の実際の用地にて応急仮設住宅の計画を行うシミュレーションを毎年6,7カ所ずつ実施する内容となりました。はじめの2年でほぼ業務フローが確立できたので、昨年度より景観・まちづくり専門委員会の担当を離れ、新しく設置された施工部会に業務を引き継いでルーチン業務をこなしていただいています。

これらの調査の中で、神奈川県内でいざ災害が発生した時にどれだけみなが動けるのかと考えたときに、応急仮設住宅に関する企画や設計を担う人材の経験が不足していることや、状況に対しての対応力や企画する力量をみなでボトムアップしていかないと現実としては右往左往することになると感じ、ボトムアップのきっかけになればという想いから2012-2013年には「リアリティーのある応急仮設住宅の提案」をテーマにしたコンペティションを開催しました。
いつものことながら軍資金不足でもあったので、この時は建築技術教育普及センターの助成金の採択を受けて開催にこぎ着けました。この時の提出頂いた作品は下記サイトでご覧いただけます。ちなみにこのサイトはチラシなどのデザインも含め弊社にて制作しました。

http://www.j-kana.or.jp/k-compe/

また、これらの活動を経て昨年には神奈川県と建築士事務所協会にて災害協定を締結するなど、少しは貢献できたのかなと感じています。ちなみに、協会の人材がたくさんいたとしても災害協定が締結されていないと行政は依頼をすることができない仕組みになっています。ですのでこの災害協定締結の意味合いは大きいものと言えます。

このような歩みの中、今年は当神奈川会の40周年にあたり何か記念事業をというお話しになりました。担当副会長からの要請がありましたので記念事業としてはもう一歩踏み込んだ仮設住宅のコンペを提案したところこれでやりましょうということになり、今回のタイトルにあります-未来に活きる仮設住宅を問う-「40周年記念事業仮設住宅コンペティション」開催となりました。

内容としては、よりリアリティをもたせた仮設住宅をみなで考えようという仕掛けを考え、それがアイディアソン&ハッカソン大会の開催とそこで得られたアイディアなどの成果を仮設住宅の提案に盛り込むという構成へと思考がつながりました。
詳しいことは下記コンペ特設サイトをご覧ください。ちなみにこのサイトもまたチラシなどのデザインを含め弊社にて制作しました。まあ、時間がなくなって追い込まれた末に自分でつくって納期合わせをしたともいえますが・・・(笑)

http://www.j-kana.or.jp/k-compe2016/

どなたでも参加できます(アイディアソン&ハッカソン大会のみ参加も大歓迎)ので奮ってご応募ください。