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住宅新築計画と災害時の対策

災害という場合、思い浮かべるのは
地震、火事、台風…などかとおもいます。

家というのは、これらの風水害から身を守る役目を果たしています。
ですが、これだけではこれらの災害を乗り切れません。
生き物である以上、食べ物や水が必要です。

水は通常は水道水で供給されていますし、食料は購入する場合や
自家菜園などで自給している事もあるかと思います。また、それらの
食材を調理するためのガスや電気は供給されています。

そうすると、日常的には食料と水を備蓄しておけば良いことになりますが
これらの災害が発生した場合、水道、ガス、電気が供給されなくなる
可能性があります。

ではどうすればよいかということになりますが、水道の場合、人が生命を
維持するための飲料水としては大人一人当たり一日3リットル必要といわれ
ています。水道のインフラが復旧する目安は約3日ほどということなので、
9リットルは常備しておきたいということになります。

ここで注意したいのは保管の方法です。密封性のある容器をきれいに洗い、
容器に空気が残らないように水道水を入れて密封しましょう。
浄水器の水だと塩素が抜けているので消毒効果がありません。
保管は涼しい場所で、夏なら4日程度、冬なら10日程度で交換した方が
よいでしょう。市販のペットボトルの水であれば賞味期限を確認しましょう。

もし、住宅を新築されるのであれば、エコキュートなどタンクのある設備を
導入することで災害時はタンク内の水が利用出来ます。ただし、飲料用としては
利用できないことも多いので、おトイレや体をふくために使いましょう。

さて次にガスですが、手頃なのはカセットコンロです。
ボンベを常備しておけばなにかと便利です。ただし、周囲にガス漏れや、
新鮮な空気のないところでの使用は危険ですので十分注意しましょう。

こちらは住宅を新築する際に都市ガス供給地域出ない場合、プロパンガスを
利用していると、災害時にプロパンガスは配管が切れていなければ利用できます。
通常は1、2本常備しているかと思いますが、プラス1本おいておくと
良いかも知れません。(利用する人員数によります)

そしてさいごに電気ですが、明かり取りは懐中電灯になりますね。
最近はLEDの強力な懐中電灯がありますので、電池の寿命も長く常備しておくと
良いと思います。もしなくて緊急の場合、携帯電話があればバックライトの明かりを
利用する方法もあります。

あとは緊急連絡するための携帯電話、緊急放送を聞くためのラジオがあると良いのですが
そのバッテリーは手回しの発電機器を用意しておくと良いでしょう。

電気についても住宅を新築する際に、太陽光発電や燃料電池を採用しておくと、燃料電池の
バッテリーの電力が緊急時には利用できます。

余談ですが、地震の場合家の中にいると色々なものが飛んできてけがをします。
収納はできるだけ造り付けにして、お部屋はすっきりしておく方が安全性は高まりますし
日頃生活していても快適です。掃除もしやすいし。
収納は平均的なご家庭で延べ床面積の10%程度必要ですので、もう少し多めの12〜15%
確保できるとかなり快適といえるかと思います。
お部屋は床がだいたい7割以上みえるととてもすっきり美しくみえます^^