今年も一級建築士設計製図試験に向けた講座がはじまりました。今年は担当教室が3人講師体制の教室で、少々狭い感じがあります。

この製図試験は実際の試験会場も大学の教室のため、折り畳み椅子に奥行きの狭い机のタイプが多く製図用具の置き場所に工夫が必要になります。

平行定規については、製図板についている爪を立てるだけでは傾斜が足りないため段ボールを三角形にして下に敷くことで角度を上げるような工夫が多くされています。

また、製図用具については散らからず取出ししやすいように三角定規も入る大きめの書類用プラスチックBOXを利用して机にガムテープで固定したりしていることが多いです。

そのほか、シャーペンやマーカーなどの文房具は自立して立つことのできるペンケースを使ったりしています。

ただでさえ相当な緊張状態の中で狭いスペースで道具を落としたりすると、試験本番でとてもパニックになってしまいますのでこのような工夫は大事ですし、この状態で学習をして馴れていないとうまくいきません。

毎年この時期は、どんな道具をどのようにセッティングして使うかということの大切さを感じます。