代表を務めております感共建築ラボではシェアハウスの企画・設計・運営を行っています。

感共建築ラボは建築家集団であるのに、なぜシェアハウスを企画や設計のみならず運営まで事業展開しているの?と思われる方もいらっしゃるかと思います。

感共建築ラボの活動コンセプトとしては「居心地の良さ」があります。

温熱環境としての快適さを求めていくことが建築の世界では多く行われています。
最近は省エネ施策により高気密高断熱の競い合いが起きていますが、これらの指標はそもそも地球温暖化に対する取組みとして、二酸化炭素排出量を削減しようという取組みにより法制度化が進んでいるものです。よくわかっていないビルダー等はこれを快適性とごちゃまぜにして営業トークしているところがありますが・・・。

もちろん、省エネと二酸化炭素排出量の削減は重要なことであり、またこれらの取組みと室内温熱環境とは関連する事柄が多くあります。快適性と省エネ性の切り口をきちんと分けて考えていくことがポイントといえます。

さて、先程述べた「居心地の良さ」ですが、感共建築ラボでは次のように考えています。

居心地の良さ=《体に優しく快適な温熱環境×コミュニティ》

暑くも寒くもない体感や肌に優しい素材の触感は、快適さを生み出す大切な要素です(それもひとそれぞれにかなり主観的です)。しかし、室内では一人でいるばかりではありません。わたしたちはひととの会話ややり取りを楽しみ、そしてコミュニケーションがあることで心地よく感じる社会性の高い活動をしています。ですからコミュニティも「居心地の良さ」を得るためのだいじな要素といえます。

そこで両方を内包する施設としてシェアハウスが登場します。

《体に優しく快適な温熱環境×コミュニティ》=『シェアードハウス』

シェアハウスという名称は実はあとから発生した呼び名で元々はシェアードハウスというため、ここでは本来の名称を用いています。

このような考えより、感共建築ラボでは企画や設計だけでなく、『居心地の良さ』を実現するためにシェアハウスの運用までプログラムしています。
より詳しい内容は感共建築ラボのシェアハウスサイトに掲載しておりますのでこちらをご覧ください。

感共建築ラボのシェアハウス
http://sharedhouse.net/kankyo-labo/

また、同じくシェアハウスサイトのメニュー記事「住むシェアハウス」を更新しましたのであわせてこちらもご覧ください。
http://sharedhouse.net/sharehouse-live/

先日、代表を務めております感共建築ラボのオーナー住居併用シェアハウスの現場見学会を開催しました。

%e3%82%b7%e3%82%a7%e3%82%a2%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b90830エリアへのポスティングやWEBでの周知活動などの成果で雨にも関わらず来場者に恵まれました。
(ちなみにチラシは弊社で作成しました。)

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感共建築ラボは体感として快適に感じることや、人との会話など居心地の良さなど五感の感覚を大事にしています。
ですので、賃貸事業のジャンルにおいてもシェアハウスは相性の良い分野になります。

また、これまでのようないわゆるアパート経営ですと立地(駅から徒歩〇〇分など)や部屋の間数/広さで賃料が決まり、年数が経過するとそれに伴って価値が下がり、結果として空室率が高くなり賃料を下げざるを得なくなるという状況が続いていました。これは物理的な面しか評価をしていないための当然の結果といえます。ましてや、人口が減少し出していますので空き家率はこれから将来は高くなる一方ですので更に拍車がかかると推測できます。

一方で、シェアハウスなどの賃貸は建物のハード面ではなくその住み方や暮らし方のコンセプトに価値観が求められます。ですから、より個性的な性格を持つ程に「そこに住んでみたい!」という欲求を満たす存在となります。結果として建物の経年変化への依存度が低くなり、コンセプトの鮮度を保つことで入居率を確保することができます。

感共建築ラボのシェアハウスは、建築家集団という特性を活かした独自のシェアハウスプロデュースを展開しています。
そして、今回のシェアハウス案件を機会にシェアハウスの特設サイトを開設しました。これからさまざまなシェアハウス情報を発信していきますのでぜひご覧ください。

感共建築ラボのシェアハウス

なお、ご紹介したシェアハウスの入居可能時期は2017年1月を予定しています。
女性限定のシェアハウスとなりますので、ご興味ある方は「感共建築ラボ」までメールをお送りください。
→info@kankyo-labo.jp

代表を努めている感共建築ラボにて現在オーナー住居併用シェアハウスに取り組んでいます。
設計はメンバーの設計事務所が担当し、ラボはシェアハウスの企画プロデュースや運営を担当しています。

建築地は東京都大田区北千束になります。

昨年末からの企画設計段階を経て、シェアハウスの不動産管理会社もたくさんの不動産会社と面談をしたのち自由が丘のともえ不動産様とのマッチングが実現しました。

また、年明けからの入居を目指して建物の方は施工段階に入り、運営の方は規約の詳細検討と賃料等の細かな価格設定などを詰めつつ平行してオフィシャルサイトの構築を進めています。

このようにそろそろ情報公開のタイミングとなってきましたので、キックオフイベントして現場見学会を企画しました。
詳しくは感共建築ラボのサイトに掲載しましたので下記リンク先よりご覧ください。

シェアハウス現場見学会開催のお知らせ

http://kankyo-labo.jp/シェアハウス現場見学会開催のお知らせ

感共建築ラボは、昨年9月に設立したわたしたちひとの感覚的な快適さを建物だけでなくその外側も含めて考えている建築家集団です。私たちのセミナーでは、これらの取組みをご紹介するとともに一緒に体感できるプログラムをご用意しております。

ぜひ一度ご参加頂ければ幸いです。

http://kankyo-labo.jp/感共建築ラボ第4回セミナー開催に向けて
http://kankyo-labo.jp/第4回セミナー開催のお知らせ

感共建築ラボ代表 寺本勉