はじめに

明けましておめでとうございます。
瞬く間に新しい年を迎えてしまいましたが、毎年の年始のブログ記事として 2019年のTERRAデザインにおける展望をまとめてみました。

断捨離と新しい武器

やることが増えすぎて整理をしてきた昨年一年間でしたが、まだ色々散らかりまくっているので今年は断捨離しきっていきたいと考えています。
これまでの古い武器(知識・スキルなど)が、現状の活動に適していないものも出てきました。自分の体質としてもルーティングよりもクリエーターの方が本来なので、より知識と教養を深めながら実践に活かしていくプロデュース力や経営力など、これからに合う武器に持ち替えていきたいと思います。
ですので、作図や申請業務など業務上発生してくる色々な実務は、各実務を得意とする能力のあるひとに積極的に頼っていきたいと思います。

TERRAデザインの業務

昨年5月にこれまでの活動してきている複数分野を目的に合わせてTERRAデザインと感共建築ラボの2つに振り分けたおかげで、一人で抱え込むことなくいろいろと出来るようになってきました。そして、仲間とのコミュニケーションで自分にない部分をお互いに補完し合えることが実感出来ました。
感共建築ラボが「居心地の良い場所や空間」を環境の切り口から事業化を進めているのに対し、TERRAデザインは以下の分野を集中して事業展開を図りたいと考えています。

  • 住宅地環境デザイン(企画・手続き&協議・監修・コンサルティング)
     土地利用計画段階からの景観協定、緑地協定等の法制度や管理組合等のセットアップや維持管理組織の立ち上げ支援
  • エリアマネジメント・コンサルティング(企画・手続き&協議・監修・コンサルティング)
     既成市街地商店街や住宅地等における課題&潜在性調査、インフィルハウジングや地域の目標空間像の策定スキームの立案支援等
  • 自然と共に暮らす住宅が好きなひとの住まいのデザイン(設計・監理・監修)
     ※医学(ゼロ次予防)×建築:近日公開します
  • ペットと暮らす家のデザイン(設計・監理・監修)
     ※小動物行動学×建築:近日公開します
  • 事業建物の企画・設計・WEBサイト制作・フライ、ショップカード等各種デザイン

 

すみわけと拠点の拡大

上記のように、活動の整理を進めている中で業務の場所が神奈川県内に留まらず、かなり広範囲に広がりつつあります。そこで、ネットワークの拡がりとともに場合によっては拠点もいまは1ヶ所ですが、業務受注地域や地域活動の拡大などに対応して協力・提携している事務所や企業と連携をしながら活動拠点を拡げることも出てくるかと予測しています。

2020年あたりまでの近展望

まず、主に住宅ですが建物において建築分野のみで居心地の良い空間を実現しているわけではないことを掘り下げて、他分野と建築のコラボを事業化していきたいと考えています。そして、その外側となる住宅地や地域環境を良くしていくためには活動維持の出来るコンディションを必要とします。つまりボランティアでは維持活動は難しく、しっかり維持保全活動が事業化できるようにすることで良好な環境を維持出来ますのでそのスキームを構築していきたいと考えています。

本年も宜しくお願い申し上げます。

昨年12月に開催された日本型HOA協議会主催「すまいコミュニティーマネージャー育成講座」の際に、大学時代の恩師である現横浜市立大学齋藤広子教授より「横浜でええとこあらへん?」と聞かれたのを機に、先日、横浜市立大学のゼミ生の皆さんと港北にあるコモンガーデン仲町台を見学しました。

コモンガーデン仲町台は、チームネットの甲斐徹郎氏の監修により積水ハウスの設計施工にて2007年に完成した10棟の建売分譲地です。
この当時は、まだオープン外構の認知度もあまりなく、植栽をふんだんに植えたり敷地の境界へのフェンス等の設置を極力抑えるなど空間や環境を皆で良くしてシェアをするという考え方を受け入れてもらうにはまだまだ難易度の高い時期でした。
ここを見学することにしたのは、つぎのような特徴を現地で確認してみたいと考えたからになります。

1. 10棟の区画全体で居住環境を良くしようと試みている
 ・敷地ヘリ空きを工夫して奥行き感や風の道を確保
 ・雑木林のような植栽計画
 ・クールスポット

2. 隣接の緑道からの良質な空気を引込んでつなげていこうという試みをしている
 ・「n×豊か」と表現してつぎつぎと地域自然環境をつなげるコンセプト

3. 塀などをつくらず植栽や石・土波など自然素材を活かして景観を計画している

4. 10区画の風の通り道を計画している

5.環境に対する色々な手法を丁寧に落とし込んでいる
 ・隣家窓の視線の干渉を避ける開口計画
 ・低いフェンス
 ・素材をそろえて建物群の整った外観デザイン
 ・上下開口部により目線を壁にしてプライバシー確保&換気性up

6. 入居より10年を迎えるに当たりどのような変化が起きているか

おおまかにはこのような感じです。
実際に現地についてみると隣接の緑道からはこんなかんじでした。

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馴染んでいる印象を受けましたが、冬期のため落葉樹の葉が落ちているので夏はもっと生い茂って連続感が出ているかと思われます。

角地の建物の様子です。

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角当たりが南向きの方位です。夕方でしたので左側道路サイドに西日が当たっていました。植栽が多めですが、落葉樹の葉が落ちているので陽当たりが良い状態でした。夏期には葉が生い茂るので、夏の暑い日差しを遮ってくれていると思われます。

駐車場やアプローチの様子です。

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50坪程の区画面積なのでゆとりがそうあるわけではないですが、玄関のアプローチ階段をながく見せたりウッドデッキによりゆとり空間を生み出しています。門柱のデザインがそろっているのがわかります。

建物間の空間です。

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決して広くはないですが、奥行き間が出るように工夫して住棟配置しています。この空間が通風を促し視線の抜けを確保しています。

連続した駐車場とアプローチの様子です。

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建物の配置に引きをとって連続的にすることでまとまった空間の開放性をもたせています。奥に隣接している緑道がみえています。外壁の色味を合わせているのがわかります。

このようなかんじで、いろいろと学生の皆さんとおはなししながら見て回りました。すぐそばに別の新しい緑地協定がセットされているコモンステージ仲町台がありましたので、そちらも合わせて見学することでいろいろと比較にもなりました。

コモンステージ仲町台の通りの風景。
電柱が地中化されています。

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コモンステージ仲町台の調整池とその上の駐車場とフットパスの様子。
調整池の場所は共有地になっているようです。

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大学生の皆さんの視点がなかなか面白く、意外な意見などもあり新鮮でした。またぜひ一緒に歩き回りたいと思います。

 

 

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先月より調整をしていた緑地協定のコーディネート業務をお引き受けすることとなり、昨日確認印を受領してきました。

緑地協定とは都市緑地法に基づく自主協定です。今回の場合は、区画整理事業により緑地を住宅地として開発するのに伴い、自治体と事業者による協議の結果セットされた事例です。

現在、区画整理組合が緑地協定に基づく基準審査と適合確認業務を行っていますが、期間終了に伴い区画整理組合が解散となる状況です。

 緑地協定書類画像

コーディネートが必要な部分としては、区画整理組合の解散に伴う緑地協定の協議会設立のお手伝いと、対象区域の建築計画が緑地協定の仕様に適合しているかの審査代行になります。

期間としては、2、3年かけて取り組むようなロードマップとなります。

地権者が複数人による協定締結の事例ということもあり、共同事業者であるプレイスメイキングさんと研究対象として事例調査も併せて取り組むこととしました。

まずは、区画整理組合から引き継ぎを進めたいと思います。