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【番外編】鉄骨製品検査

先日「Mクリニック計画」の建て方工事が始まりましたが、それに先立って
鉄骨製作工場で鉄骨の製品検査をおこなっています。

これは製作中の鉄骨です。
まだ錆止め処理される前の状態ですね。
プレートが仮止めされているのがわかります。

こちらは鉄骨の長さ寸法の確認をしている様子です。
現場に搬入してから「寸法が合わない!」ということのないように
精度が保てているかのチェックをするわけです。
実際は鉄骨製作用の原寸図をCADで起こしているので、製作精度が
しっかりしていれば大きな間違いは起こりずらいのですが、溶接がはいる
場合には狂いが出るので要注意です。

こちらは「シャーレンチ」などとよばれる「トルシア形高力ボルト締め付けレンチ」です。
上のタイプは狭いところでも締め付けのできるタイプです。
今回のために取り寄せています。

これはボルト穴部分の摩擦面処理をする工具です。
高力ボルトを使用する場合、摩擦力が重要なので必ずこの処理がされます。
通常は「ディスクグラインダー」とよばれる研磨工具を使うのですが、今回使用している
工具はディスクグラインダーと違い摩擦面の厚みをかえることなく処理できる
優れものです。

摩擦面処理後の状態です。きれいなドーナッツ状になっていますね。

そのほか各種の鉄骨の製品検査をおこなって現場での不具合が生じないように
しています。このような過程を踏むのは鉄骨ならではの工程といえます。

では今回はこのへんで^^