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シロアリ被害と対策

おもに木造の住宅で被害の多いシロアリの食害ですが、日本ではもともと
ヤマトシロアリとイエシロアリが主流です。

この2種類は日本各地に広く分布しています。

ほかには奄美大島より南や小笠原諸島にダイコクシロアリという種類も
生息しているほか、アメリカカンザイシロアリという種類が輸入材に
まぎれて広がりつつあるそうです。

さて、これらのシロアリによる被害を抑えるために防蟻処理をするのが
一般的です。

おもに床下の地面から1m程度のところまでの部分に対して処理を
施すのが一般的です。
ただ、これはイエシロアリやヤマトシロアリに対しては比較的有効と
いわれていますが、アメリカカンザイシロアリはほかと違い、木材の
内部に散在するため駆除が難しく近隣に被害が広がりやすいと
いわれており、やっかいなシロアリといえます。

基本的には床下の防蟻処理は薬剤散布と含浸注入を施しつつ
建材をできれば木材以外(鋼製束・鋼製大引きなど)にするほか
床下の通気を確保することや、土間を打つなどをして、乾燥した
状態を維持する。
さらに周辺に食べ物となる木材を放置しないことがシロアリ被害
予防の基本といえます。

ただし、薬剤は健康被害を最小限に抑える製品にする配慮が
必要になります。